【選択プログラム】ラーニングプログラム②「そのとき命が守れるか」
【日時】2023年3月6日(月)
【人数】24名




3月6日に京都市立西京高校様が来館されました。西京高校様の教育旅行では、7つの訪問先から生徒それぞれが行きたいコースを選択。その中の1つ、東北コースのテーマは「震災・防災」です。東日本大震災の震災遺構や伝承施設など中心に各地を訪問する6日間のうち、1日を南三陸町で過ごされます。

「昨年の秋頃に、2年生が教育旅行で南三陸町に行き、南三陸311メモリアルのラーニングプログラムを受講しました。引率した先生方が『生徒が熱心に学べる施設だったよ』と勧めてくれたので、1年生の教育旅行先にも選びました。私たちが住んでいる京都では、過去に阪神淡路大震災もありましたし、今後南海トラフ地震が起こると言われています。防災について、もっと知っておくべきじゃないかという意識が高い生徒が、東北コースを選択してくれました」




南三陸311メモリアルに入ってすぐのエントランスには、震災に関する数字やデータをまとめたパネル・立体地図があります。スタッフより、自分達が今立っている場所から約10m下の場所に町があったこと、そしてこの施設の天井とほぼ同じくらいの地点に津波が到達したことを説明してもらいました。壁には旧防災対策庁舎を襲った津波の高さ15.5mのラインが示されていて、生徒の皆さんは首を大きく傾けて見上げていました。

その後、東日本大震災のエピソードをまとめた展示や証言映像、資料など並ぶ展示ギャラリーへ進みます。1人でじっくりと展示パネルを読み込んだり、友達と指を差し合いながら証言映像を眺めたりして、各自で学びを深めていきます。




次にアートゾーンでは、スタッフの説明を聞きながら、クリスチャン・ボルタンスキーの「MEMORIAL」を鑑賞。生と死、命の尊厳に向き合いながら作品を作り続けてきたボルタンスキーの思いを感じて、プログラムが行われるラーニングシアターへと進みます。

今回受講いただいた「プログラム2 そのとき命が守れるか」では、町の指定避難場所・避難所の多くが津波に襲われた南三陸町の事例から、自然災害が発生すると想定をはるかに超えた事態に直面することがあるということを学びます。映像では、震災当時中学生・高校生だった証言者たちが、あの日津波に襲われた避難所でどのような避難や対応をしたのかを語ります。プログラム中、いくつかの問いかけや1分間の対話の時間が設けられていて、周りの人と話すことで、自分自身の理解を深め、新たな気づきや考え方を得ることができます。






今回参加した生徒さんから、

「証言映像を見ながら、メモをとったり、周りと話し合ったりしたことで、自分がもし同じ状況になったらどう行動するか考えさせられました。避難先に2つ目の選択肢を作っておくという教訓は私たちにも活かせそうだなと感じたので、今やっている避難訓練で満足せず、いざという時のことをもっと考えていきたいと思いました」

「映像の中で出てくる問いにすぐ答えられなかったことで、普段の生活の中で災害が起きた時のことや防災について考えられていないことに気づきました。自然災害に襲われた時、とっさの判断と行動ができるように、日頃から当事者意識を持って考えていきたいです」

と感想をいただきました。

引率した先生からは、

「プログラム2は、同世代の人の証言や経験談が多く取り上げられているので、生徒達は自分ごととして感じられたと思います。今回プログラムを受講した東北コースでは、他の地域の震災経験についても学ぶので、南三陸町で聞いたお話を1つの参考にしながら、生徒たちと防災について考えを深めていきたいと思います」

と感想をいただきました。




南三陸311メモリアルのラーニングプログラムで大切にしていることの1つが、自分以外の誰かと語り合うことです。短時間でも誰かと話せば、自分にはなかった考え方に触れることができます。自分以外の意見も取り入れながら、さまざまな事態にどう対応するか考え続けていくことが大切です。その積み重ねが、いざという時に自分の命を守ることに繋がるのだと、感じていただけたら幸いです。

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南三陸311メモリアルでは、全国各地の団体様に教育旅行などでご利用いただいております。
事前事後学習に活用いただけるミニブックの他、各種語り部プログラムもご用意。より深い学びにつながるプログラムをご用意しております。

各種語り部プログラムの詳細はこちら

団体予約などの問い合わせはこちらからどうぞ。


【選択プログラム】ラーニングプログラム②「そのとき命が守れるか」
【日時】2023年3月3日(金)
【人数】138名




3月は東日本大震災が発生した月です。震災から12年が経った今も、当時の教訓や防災について学びたいという方々の来訪が後を絶ちません。今回取材した、仙台市立青陵中等教育学校様もその1つです。

今回、南三陸町を選んだ理由を引率の先生に伺ったところ、「教育旅行の日程が3月ということで、東日本大震災の教訓や防災への学びを深める教育旅行にしたいと考えました。そんなとき、南三陸町に新しい震災伝承施設がオープンすると知りました。映像を用いたラーニングプログラムであれば、当時の記憶がない生徒にも、被災当時の様子が想像しやすく、より身近に防災について学べるのではないかと期待して、行程を組みました」とおっしゃっていました。

今回は、南三陸311メモリアルのラーニングプログラム「プログラム2 そのとき命が守れるか」と、語り部とともに実際の被災場所をめぐる「バス語り部」を組み合わせ、クラスごとに時間帯を分けて実施しました。今回の取材では、先に南三陸311メモリアル、その後バス語り部をおこなったクラスに同行しました。

「プログラム2 そのとき命が守れるか」では、町の指定避難場所・避難所の多くが津波に襲われた南三陸町の事例から、自然災害が発生すると想定をはるかに超えた事態に直面することがあるということを学びます。



震災当時中学生だった証言者たちは、避難所で津波に襲われました。プログラムでは、当時彼らがどのような避難や対応をしたのか知ることができます。そして、その証言を参考に、自分にできる防災や防災への考え方について、周りの人と話し合いながら深めていきます。自分達と同世代の人が、当時どんな体験をしたのか、どんな思いだったかを聞くことで、より身近に震災についての理解が深まると、多くの学校で取り入れていただいているプログラムです。





プログラム2の視聴後、語り部の案内で、証言映像に出てきた旧戸倉中学校へと向かいます。指定避難所だった戸倉中学校の校舎も津波で浸水してしまい、中学生もグラウンドから必死に山に登って避難しました。現地に訪れてみたことで、校舎を襲った「約22.6mの津波」がどれくらいの高さだったのかを体感的に理解します。





自分達よりも遥かに高い位置に津波到達ラインがあることを知り、生徒のみなさんは津波の凄まじさを実感している様子でした。語り部から、震災後中学生達がどのように過ごしていたのかという話を伺いました。友達と学校に通う、卒業式をする、家に帰って家族と過ごすという、当たり前だった生活が当たり前ではなくなってしまったということを話していました。

その後、旧防災対策庁舎のある震災復興祈念公園へ向かいました。プログラム2で、南三陸町は震災後に土を盛り、町の至る所をかさ上げしたという話が出てきます。今では、311メモリアルなどの施設がある場所から、見下ろせる場所にある旧防災対策庁舎。ここが震災前の町の高さだということを実際に歩いて感じてみます。プログラムの証言だけでは想像できなかった震災後のまちづくりや防災への考え方を、より深めることができたようでした。



参加した生徒の方からは、

「南三陸311メモリアルで、津波の映像を見たり、証言を聞いたりすることで、命を奪う自然災害の恐ろしさを痛感しました。実際に旧戸倉中学校や旧防災対策庁舎を訪れたことで、より当時の様子が想像でき、本当にすごい災害が起こったのだと実感しました」

「語り部さんのお話にあった、『自分の命をまず守る。自分の命を守ってから人の命を守るんだよ』って話が印象に残っています。まずは自分の命を守るために、今回学んだことを日頃の防災に生かしていきたいと思います」

と感想をいただきました。


引率の先生からは、

「映像を見た後に、実際に被災した場所へ行くことで、私としても非常に実感が湧きました。自分の想像以上に生徒達が真剣に考え、学んでいる様子が見られたので、2つのプログラムを組み合わせる行程にしてよかったなと思います。震災や防災について考えるきっかけにはなったと思うので、今後も生徒達と防災について考えていきたいと思いますし、今日の学びを思い返していきたいと思います」

と感想をいただきました。

南三陸311メモリアルのとある場所に、「わかることは、変わること」という言葉が刻まれています。

今回、証言を聞いて知ったこと、周りの人との話し合いの中で気づいたこと、実際に現地を歩いてみて理解したことが、参加した方々の防災への意識や生き方に変化を与えるきっかけになれば幸いです。

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今回は、4つのグループに分かれて、ラーニングプログラム/バス語り部を組み合わせて実施いたしました。
南三陸311メモリアルでは、まちあるきやバス、震災講話などの各種語り部プログラムと組み合わせて、より深い学びにつながるプログラムをご用意しております。

各種語り部プログラムの詳細はこちら

団体予約などの問い合わせはこちらからどうぞ。

南三陸311メモリアルでは、他のお客様への安全上の配慮のため、ペット同伴での館内入館をお断りしております。(介助犬、盲導犬、聴導犬を除く)

ペットをお連れのお客様のために、南三陸さんさん商店街側トイレ裏地に犬係留用ドッグポールを2本設置しております。

南三陸311メモリアル、南三陸ポータルセンターなどにお立ち寄りの際は、こちらをご活用ください。

「南三陸311メモリアル」が初めて迎える3月11日。

施設を訪れて下さる方々と共に“自然とは、生きるとは”に思いを馳せ、大切な人と語り合うきっかけを提供するノベルティをラーニングプログラム参加者へお届けします。






企画概要
「南三陸311メモリアル×NOZOMI PAPER Factory×ともしびプロジェクト」

3月11日に今一度立ち止まって共に想いを紡ぐため、ラーニングプログラムを受講いただき、SNSに感想を残していただいたお客様にノベルティとしてプレゼントいたします。

■配布時期
3月4日(土)~3月11日(土)*期間中の休館日:3月7日(火)

■対象者
南三陸311メモリアル内ラーニングプログラム受講+以下のSNSに感想を記載
(Facebook、Instagram、Twitter、Googlemap)
※数に限りがありますので、毎日配布数を設けております。なくなり次第終了となります。

■公式サイト:https://m311m.jp/


みなさまのご来館を心よりお待ちしております。

館内写真撮影に関してのご案内です。
2月15日(水)より、南三陸311メモリアルの展示内容を一部変更いたしました。

展示ギャラリー:「それでも私たちは歩み続けた」
みんなの広場:特別企画展「あの頃に会いに行く 南三陸の暮らし展」

その変更に伴い、館内無料エリアの撮影を解禁いたします。
有料エリアにつきましては、これまで通り撮影禁止とさせていただきます。

ぜひご利用ください。

2023年1月19日(木)と26日(木)、東日本旅客鉄道株式会社新宿地区のみなさまが、南三陸311メモリアルに来館されました。

東京都内で駅業務などを担当する、入社1年目社員の方々のフォロー研修としてご利用いただきました。

今回の研修では、仙台市で震災当時に被災した社員の講話や、震災後に走り出したBRTの乗車体験なども実施されたとのことで、その一環で当館の展示見学やラーニングプログラムの受講を行っていただきました。

参加されたみなさまからいただいたコメントを、一部ご紹介します。

「プログラムを受けることで、避難場所の答えは一つではなく、瞬時の判断が必要ということが学べました。また、実際に避難を経験した方々のお話を聴いて、自分の目の前で何人もの命が失われていく状況が、自分の想像を絶するお話で防災対策の必要性と命の重さを学べる施設だと感じました。」

「東日本大震災が発生した当日の内容を詳しく学べ、それを自分事として考えさせられる施設でした。『東日本大震災は想定を遥かにこえてきた』そんな実体験から自然災害に対して100%の安全、100%の避難計画は存在しないという内容が大変印象的でした。」

 「震災当時の行動と教訓を、話し合いながら現地で学習できたこと、そして日本と世界が一丸となって尊い命を守り、伝えようとしていることを思い出すことができました。南三陸311メモリアル鑑賞後に街並みを改めて見ると、再開発された町並みは驚くほど綺麗で、南三陸に住む人々の記憶と思い出が詰まった町並みが跡形もなく消え去った事を意味していると考えざるをえなかったです。」

「プログラムの「もし今〇〇が起きたらどうしますか」というフレーズが強く印象に残りました。東日本大震災では想像を超える規模の津波が起き、避難所とされている建物でさえ安全ではない状況で、「ここなら大丈夫」と決めつけず「もし更に大きい地震・津波が来たら…」と考え続けることが大切だと感じました。また当時のお話を涙ぐみながらもお話してくださる方の映像を見て、言葉に上手く表現できない苦しさを感じると共に、日本人として忘れてはいけないことだと感じました。」

参加された方の中には、東北や被災沿岸部を初めて訪れたという方も多く、初めて見聞きする被災地の話に驚くことも多いようでした。自分たちの安全や実際のお客さまの安全を守るために必要なことは多々あるかと思います。それを考え実践するために、当館をはじめ、被災地での経験や教訓を活かしていただければ幸いです。

ご来館いただき、誠にありがとうございました。

1月18日、南三陸町唯一の高校、志津川高校3年生のみなさまが南三陸311メモリアルに来館されました。

毎年実施している「ふるさと南三陸を学ぶ講座」の一環です。例年は高校を会場に震災講話などの防災学習をされていましたが、昨年10月にメモリアルが開館したこともあり、今年は当館のラーニングプログラムを受講していただきました。

プログラムの受講にあたり、佐藤仁町長より南三陸町の震災被害の実態や11年の復興のあゆみ、そして施設の設置目的が「震災伝承・防災教育・感謝」であることを、お話いただきました。

今回ご覧いただいたのは、レギュラープログラム②「そのとき命が守れるか」です。このプログラムでは、震災当時の中学生、そして志津川高校の生徒だった方の被災体験やそこから感じていたこと、11年が経った今になって考えたことが語られています。

自分たちの先輩がとった行動、そして今まさに自分たちが通っている学校での出来事を目の当たりにし、驚きと同時に高校生でも訓練や経験を活かしてできることがあるんだと感じた生徒さんも多かったようです。




昨年10月1日の開館以降、地元南三陸町内をはじめ、多くの学校様にご利用いただく機会も増えてまいりました。昨年11月には防災学習の一環で志津川小学校の3年生や6年生がラーニングプログラムを受講され、今後もいくつかの小学校からご予約をいただいております。

南三陸町で生まれ育つ地元の子どもたち、そして震災を知らない世代の子どもたちに南三陸町の経験を語り継いでいくことが、南三陸311メモリアルの役割のひとつであると、私たちは考えています。震災を知らない世代の子どもたちが真剣に学ぼうとする姿に、私たちができることを、地域の皆様と一緒に一つ一つ丁寧に行っていこうと、気持ちを新たにすることができました。

ご来館いただき、誠にありがとうございました。




1月17日、プロ野球チーム東北楽天ゴールデンイーグルスの新入団選手10名の皆様が、南三陸311メモリアルにお越しくださいました。

東北楽天ゴールデンイーグルス公式HPより 2023年度新入団選手が東日本大震災の被災地(南三陸町)を訪問
東北楽天ゴールデンイーグルス公式YouTubeより 【南三陸町】新入団選手被災地訪問

毎年チームキャンプ前に実施している新入団選手研修の一環で、メモリアルを中心に南三陸さんさん商店街や復興祈念公園、旧防災対策庁舎などを見学、佐藤仁町長や当館スタッフがご案内いたしました。

ラーニングプログラムでは、「普段の話し合いと備えが、本当に本番で通用するものになっているのか」などの問いかけが印象的だったようで、「チームスポーツである野球や今後の自分たちの取り組みにも通じるものがある」と、選手たちは口を揃えて仰っていました。



また、みんなの広場では、復興を進める11年の中で南三陸町が数多くのご支援をいただいたエピソードを町長が紹介。沖縄県出身の平良竜哉選手は、沖縄県西表島で見つかった歌津地区の郵便ポストが、厚意とご支援で南三陸町に帰ってきたエピソードを初めて聞いたようで、「こんな繋がりがあったなんて、驚きました。ふるさとが誰かのために役立っていることが嬉しいです」と笑顔でバナーを眺めていらっしゃいました。



東北楽天ゴールデンイーグルスが日本一に輝いた2013年。福島県喜多方市出身の伊藤茉央選手は、あのときの選手たちの姿が強く印象に残っているとのことで、ただ勝つだけではなく、被災地を訪問し、被災者に寄り添って活動していた選手たちに自分も励まされていたと言います。「今度は自分がその立場になったと思います。ただ強くなるだけではなく、そういう姿も見習って強くなっていきたいです。」と、感慨深そうに仰っていました。

球団の勝利一つ一つが、東北に大きな感動と勇気を与えてくださいます。選手の皆様の活躍を期待すると同時に、東北楽天ゴールデンイーグルスの皆様とともに進んで行こうと、私たちも気を引き締める思いでした。


ご来館いただき、誠にありがとうございました。

1月21日(土)放送の「サンドのぼんやり~ぬTV」に、南三陸311メモリアルが登場します。

先日サンドウィッチマンのお二人と熊谷アナウンサーが当館や志津川高校にお越しくださいました。その取材の様子が放送されます。

宮城県での放送時間はこちらです。
tbc東北放送/毎週土曜17:00~17:30
(再放送 毎週金曜24:15~24:45)


宮城県以外の地域でも、こちらの時間で放送されます。

● ATV青森テレビ 土曜日10:45~11:15
● IBC岩手放送 水曜日24:58~25:28
● TUFテレビユー福島 土曜日06:30~07:00
● BSN新潟放送 土曜日17:00~17:30
● CBCテレビ 木曜日26:05~26:35
● TUYテレビユー山形 金曜日24:50~25:20
● TUTチューリップテレビ 月曜日24:55~25:25 ※12/19(月)から放送時間が変更
● HBC北海道放送 火曜日25:56~26:26

また、TVerやU-NEXTでも配信されますので、ぜひご覧ください!



1月11日、東北を代表するJリーグチーム「ベガルタ仙台」の皆様が、南三陸311メモリアルにお越しくださいました。

ベガルタ仙台公式HPより 1月11日(水)、宮城県南三陸町の南三陸311メモリアルを訪問いたしました。

毎年、Jリーグのオフシーズンに実施されている被災地訪問企画の一環で、この日は当館と合わせて南三陸さんさん商店街、平成の森運動場を訪問され、町内の伊里前小学校での交流会なども実施されました。当館ではラーニングプログラム「その避難が生死を分ける」をご覧いただき、その後スタッフが館内をご案内いたしました。

防災対策庁舎のエピソード映像や浅田政志さんの作品をご覧になりながら、震災直後の悲しい事実だけではなく、南三陸が歩んできた11年のあゆみに思いを馳せている様子でした。

また、ラーニングプログラムでは選手同士の1分間の対話も活発に行われ、「大切なものを守るために何が必要なのか、何ができるのか」を考えていただきました。



震災当時、名古屋市の小学生だったという山田寛人選手は「テレビに映る津波がとても怖かったのを覚えている」とのことで、「ラーニングプログラム内に「震災が起こる2年前から備えをしていた」といった内容があった。そこから考えると備えが足りないと感じた。」と、気を引き締めた様子でした。


長らくベガルタ仙台で活躍されている蜂須賀孝治選手は、これまで選手同士で話し合って考える機会は少なかったといい、「今住んでいるところの避難場所や避難経路を確認している選手はまだまだ少ないと思う。これを機に、確認し合うことが重要だと思った。」と話されていました。


伊藤彰監督は、当時は仙台にはいなかったものの、震災直後に友人と連絡が取れなかったことを今でも覚えているとのことで、「やはり大変なことが起きていたのだと、改めて実感した。地域の人たちの力になれるように、復興の力や象徴になれるように、頑張りたい。」と感想をくださいました。

今回来館された選手の中には、初めて震災後の被災沿岸部を訪れたという方もいらっしゃいます。震災から12年を迎えようとしている中でも、被災地に心を寄せていただき、足を運んでいただいたことを嬉しく思います。

今後もベガルタ仙台様と一緒に復興に取り組んでいけるよう、南三陸311メモリアルも進んでいきたいと思います。

ご来館いただき、誠にありがとうございました。

2022年10月、南三陸に新しいスポットとしてグランドオープンした「道の駅さんさん南三陸」。
さんさん商店街、南三陸311メモリアル、志津川駅などを複合した施設としてオープンからも多くの方に足を運んで頂いています。

その一方で、風景ががらりと変わった今のまちを眺めても、震災前にあった「当たり前の日常」を思い出せない方も多いのではないでしょうか。初めて南三陸に訪れた方は、ここにどんな景色があったか想像できないでしょう。


震災前の南三陸の風景を集めた写真展「あの頃に会いに行く 南三陸の暮らし展」を、2023年3月に南三陸311メモリアルにて開催します。

ぜひ、皆様のご自宅や携帯などに入っているお写真をご提供ください。


写真の提供方法

募集期間は2月下旬までを予定しております。原本などを持参して頂く場合、複製して原本は返却いたします。

➀写真の原本・ネガ・データを直接持参可能な方
さんさん商店街内の佐良スタジオに直接お持ち込みください。
営業時間:10時~16時30分
定休日:火曜日

※データは、携帯やカメラ本体ではなくSDカードなどに保管されているものに限ります。


②データで送付可能な方
こちらのメールアドレスに、以下の情報を本文に添えてお送りください。
【送付先: m311m@m-kankou.jp
・提供された方のお名前
・撮影した地区名
・電話番号(ご連絡がつきやすい番号の記載お願いします)

※写真の送付の方法など分からないことがありましたら、南三陸311メモリアル宛にご連絡下さい。(電話番号:022-47-2550)


企画展「あの頃に会いに行く 南三陸の暮らし展」概要

日時:2023年3月 ※日程は決まり次第お知らせいたします

会場:南三陸311メモリアル(〒986-0752 宮城県本吉郡南三陸町志津川字五日町200番地1)


その他、詳細は随時お知らせいたします。

皆様のご協力を心よりお待ちしております。

一般社団法人南三陸町観光協会は、学校法人白百合学園仙台白百合女子大学と2022年10月に連携協定を締結し、互いに有する資源や機能等の効果的な活用を図り、学生の資質向上に資すると共に、観光振興、文化学術振興及び経済の活性化に寄与することを目的と連携事業を開始いたします。

連携事業の一例として、東日本大震災伝承施設「南三陸311メモリアル」の展示制作物の翻訳プロジェクトを、グローバル・スタディーズ学科の学生とともに実施する予定です。

詳細はこちらをご覧ください。

宮城県南三陸町に東日本大震災伝承館「南三陸311メモリアル」がオープンします。

ご来場いただいたお客様にはオリジナルの来場記念品をご用意しております。数に限りがございますので、無くなり次第終了となります。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

開館日時:2022年10月1日(土)14:00~

※混雑が予想されるため、当日スムーズな入場手続きができる本ホームページの事前予約をおすすめいたします。

●体験学習プログラムも各種ご用意

まちあるき語り部やSDGsへの取り組みを考えるプログラムなど、南三陸町エリア内で提供する様々なプログラムとの組み合わせも可能です。事前相談、予約、手配、当日アテンド、精算までワンストップで南三陸町観光協会が対応いたします。お気軽にご相談ください。

詳細はこちらをご確認ください。

南三陸311メモリアルをご利用いただきましてありがとうございます。

毎週火曜日を休館日としております。

南三陸311メモリアルは、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、感染拡大予防ガイドラインを踏まえ、十分な措置を講じた上で開館しております。 
ご来館の際には、あらかじめ下記をご確認ください。 
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 

【新型コロナウイルス感染症の予防のための南三陸311メモリアルの対策】 

  • 出入口にアルコール消毒液を設置しております。 
  • お客様および当館スタッフへの感染防止のために、スタッフがマスク等を着用して対応させていただきます。 
  • エレベーターやエスカレーターなど多くの人が手を触れる場所については、こまめに消毒および清掃を行っております。 
  • 会場内の適切な換気を行っております。 
  • 当館スタッフの手洗い及び健康チェックのための検温を徹底しております。 
  • サーモグラフィまたは体温計による体温測定を入館時に実施します。
    • 37.5度以上の発熱がある場合には、入館をお断りいたします。 
  • 混雑時には、無料エリアの入場をお待ちいただく場合がございます。 

【お客様へのお願い】 

  • 以下のお客様につきましては、ご来館をお控えいただきますようお願いいたします。
    • 37.5度以上の発熱や咳、くしゃみ、鼻水などの風邪の症状がある方。
    • 体調がすぐれない方。
    • 過去2週間以内に発熱や風邪の症状等で受診や服薬等をした方。
    • 新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触がある方。
    • 過去2週間以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域への訪問及び当該在住者との濃厚接触がある方。 
  • 館内で激しく咳き込まれる等、風邪のような症状のある方には、スタッフがお声がけし、ご退出をお願いする場合がございます。 
  • チケットご購入の列にお並びいただく必要がないように、オンラインチケットのご購入など予めチケットをお買い求めのうえ、ご来場ください。 
  • こまめな手洗いにご協力をお願いいたします。 
  • 館内ではマスクの着用をお願いいたします。着用されていない場合は、スタッフがお声がけし、ご退出をお願いする場合がございます。また、お客様ご自身におかれましても、感染予防対策をお願いいたします。 
  • 飛沫予防のため、会場内での会話等は極力お控えいただきますようお願いいたします。 
  • 他のお客様と十分な間隔を保つなど、ご協力をお願いいたします。 
  • 館内で体調が悪くなられた場合は、お近くのスタッフまでお申し出ください。 
  • 館内で感染発生が確認された場合には、HPで注意喚起を行います。そのため、ご自身でご来館日時の記録をお願いいたします。