ラーニングプログラム

Learning Programs

あの日
人知をはるかに超えた自然の脅威に
直面した住民たちは
どう行動したのか?
もしあなたがそこにいたら
どう判断し、行動するだろう?

ラーニングプログラムは自分自身のこととして自然災害について学び合う南三陸311メモリアルのメインコンテンツです。
住民の証言映像をご覧いただき、「もし自分がそこにいたら、どう考え行動するか」をまわりの人と対話しながら考えます。

ラーニングシアター
  • PROGRAM 1

    生死を分けた避難

    レギュラープログラム

    繰り返し津波被害を経験してきた南三陸町。住民たちは、津波などの災害に備え、防災計画をもとに地域あげての避難訓練を定期的に行ってきました。しかし、私たちの想定をはるかに超える大津波により、多くの尊い命が犠牲になりました。あの日、生死の分かれ目に直面した住民たちの証言映像をもとに、人々はどう行動し、町外との連絡がすべて途絶えた中で厳寒の夜をどのように過ごしたのかを知り、自然災害から命を守るために求められる究極の備えとは何かを、他者と語り合うことで新たな学びや発見を得ることができます。
    会場:ラーニングシアター
    所要時間:約60分程度(有料展示エリアの観覧時間を含む)

    ※このプログラムは配布する防災ミニブックを活用しながら進めます。防災ミニブックを持ち帰って、日頃の防災に役立ててください。
    ※このプログラムを小テーマ毎に分けた約30分程度のショートプログラムもあります(有料展示エリアの観覧時間を含む)。お時間がない方は、ショートプログラム上映の時間帯にあらかじめご確認の上、おいでください。

    chapter 1「その避難が生死を分ける」
    “高台避難”か“屋上避難”か。小学校の避難計画をめぐる2年にわたる教師たちの議論と3.11当日の判断とは?いのちを守るために私たちがすべきことは何かを考えます。
    chapter 2「助かった命を守る」
    公立志津川病院5階の会議室の暗闇の中で、冠婚葬祭場の凍える寒さの屋上で、住民たちは津波が繰り返し押し寄せる夜を耐え抜きました。極限の状況で人々を励ましたものとは?困難の中でできることは何かを考えます。
    chapter 3「住民同士の助け合い」
    発災したときに内陸の住民たちは、すぐさま支援活動を開始しました。ライフラインが途絶する中で、なぜ迅速な活動ができたのか考えます。
  • PROGRAM 2

    そのとき命が守れるか

    レギュラープログラム

    町の指定避難場所の多くが津波に襲われた東日本大震災。津波などの自然災害が起こると、想像もしていなかった事態に直面することがあります。避難計画や訓練通りに行動するだけでは、命を守ることが難しくなることもありえるのです。あの日、思いもかけない事態に遭遇し、命がけの判断を迫られた住民たちがいます。彼らの証言映像をもとに、命を守ることが頭で考えるほど簡単なことではないことを知り、自然災害から命を守ることの本質とは何かを自身にあてはめ、他者と対話しながら考えます。
    会場:ラーニングシアター
    所要時間:約60分程度(有料展示エリアの観覧時間を含む)

    ※このプログラムは配布する防災ミニブックを活用しながら進めます。防災ミニブックを持ち帰って、日頃の防災に役立ててください。
    ※このプログラムを小テーマ毎に分けた約30分程度のショートプログラムもあります(有料展示エリアの観覧時間を含む)。お時間がない方は、ショートプログラム上映の時間帯にあらかじめご確認の上、おいでください。

    chapter 1「命を守るために」
    自然災害は想定外の事態を引き起こします。指定避難場所になっていた高台の中学校に津波が押し寄せたあの日、生徒たちは何を思い、どう行動したのでしょうか?想定外の事態に対応するために普段から心がけたいことを考えます。
    chapter 2「訓練はその日のために」
    3時間余りも海を漂流した消防職員を、地域の人々や中学生たちが救助できたのはなぜか?危険を侵しても救助に向かうべきか?命を守るための備えについて語り合い、考えます。
  • PROGRAM 3

    いのちを想う

    レギュラープログラム

    自然災害で多くを失ってから、南三陸町民は「いのち」について想いをめぐらせてきました。いのちを想うことが、明日へ向かう力、再生力を生み出すことにつながることを、この新プログラムは気づかせます。 みんなと避難場所にいるという安心感が危険を察知する感覚を鈍らせてしまうことがあることを学ぶとともに、当時の小中学生や漁師たちの証言から、彼らが被災後をどう生きてきたのかに耳を傾けます。大切な人を亡くした悲しみ、そして失意のどん底から立ち上がり歩んできた過程を知り、災害時に限らず、人間は何を大切にして日々を生きるべきかに思いを馳せます。 自然災害で多くを失ってから、南三陸町民は「いのち」について想いをめぐらせてきました。災害時に限らず、人間は何を大切にして日々を生きるべきかに思いを馳せ、考えます。
    会場:ラーニングシアター
    所要時間:約60分程度(有料展示エリアの観覧時間を含む)

    ※このプログラムは配布する防災ミニブックを活用しながら進めます。防災ミニブックを持ち帰って、日頃の防災に役立ててください。
    ※このプログラムを小テーマ毎に分けた約30分程度のショートプログラムもあります(有料展示エリアの観覧時間を含む)。お時間がない方は、ショートプログラム上映の時間帯にあらかじめご確認の上、おいでください。

    chapter 1「安心と安全」
    福祉の里に早々と避難した人たちや、マニュアルに従って避難所運営準備に当たっていた施設スタッフが、体験した避難の落とし穴とは?命を守る避難について考えます。
    chapter 2「“生きるとは” を問いながら~子どもたちと東日本大震災」
    当時の被災に対して子どもたちはどのような思いを抱き、その後をどのように生きてきたのでしょうか?「人はどんなにつらいことがあっても強く生きていける。」 若者たちの言葉から、当たり前の日常を生きることができることの価値に思いを致します。
    chapter 3「 どん底からのチャレンジ」
    すべてを失った戸倉の漁師たちは、毎日のように議論を重ね、前例のない挑戦へと踏み出しました。今や彼らは水産業界のトップランナーです。海の“いのち” と地域の人々を再生した地域力について考えます。自然とは?人間とは?私たちの人間としてのあり方について、漁師たちの証言を通し考えます。
  • PROGRAM 4

    【団体向け】今日から実践できる「防災1アクション」を持ち帰る簡単ワークショップ
    ~南三陸のケーススタディを活かして【学校編】~

    災害が起きると、学校は地域の避難所となることを想定しておく必要があります。教員も生徒も地域の人たちと一緒に避難所生活を送ります。学校が持ち合わせている機能をどのように活かし、生徒はどんな役割を果たすことができるでしょうか。震災当時、生徒・教員として学校で被災した地域住民の証言映像を視聴し、参加者で話し合っていただき、今日から学校や家族で実践できる防災アクションを考え、持ち帰っていただくワークショッププログラムです。
    会場:南三陸ポータルセンター等
    所要時間:約50分

    このプログラムで配布するワークシートを活用しながら進めます。ワークシートを持ち帰って、日頃の防災に役立ててください。

  • PROGRAM 5

    【団体向け】今日から実践できる「防災1アクション」を持ち帰る簡単ワークショップ
    ~南三陸のケーススタディを活かして【一般編】~

    自然災害は、いつどこでどんな状況で起こるかわかりません。携帯電話が使えない場合や、家が被災して戻れない場合など、日常では考えられない状況になります。危険から自分の命を守ると同時に、家族の安否をすばやく確認するにはどうしたらよいか、被災時家族との連絡が取れない経験をした地域住民の証言映像を視聴し、参加者で話し合っていただき、今日から家族や個人が実践できる防災アクションを持ち帰っていただくワークショッププログラムです。
    会場:南三陸ポータルセンター等
    所要時間:約50分

    このプログラムで配布するワークシートを活用しながら進めます。ワークシートを持ち帰って、日頃の防災に役立ててください。