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【お知らせ】宮城県南三陸町・前町長の佐藤仁氏が南三陸311メモリアル特別顧問に就任

東日本大震災から14年。被災地・南三陸町の復興を牽引してきた佐藤仁前町長が、「南三陸311メモリアル」の

特別顧問に就任。震災の記憶と教訓等を未来へ伝える拠点として、同メモリアルを中心に、

全国各地で防災・減災の大切さを語り継ぐ講演活動を開始します。
 

東日本大震災を生き抜いたトップリーダー

 2011年3月11日、未曾有の大津波により甚大な被害を受けた宮城県南三陸町。

町長として旧防災対策庁舎で被災しながらも、職員や町民とともに復旧・復興に奔走したのが、佐藤仁氏でした。

その後、14年にわたり前例のない復旧・復興事業を指揮し、医療、産業、人材育成などの地域再生に

尽力してきました。単なる「復旧」ではなく、ふるさとへの誇りや地域の賑わいをどう取り戻すのか、

そして持続可能な地域を次の世代にどう引き継いでいくかという問いに向き合い続けた日々でもありました。


 

 南三陸から全国へ 復興の経験から未来への希望を語る

特別顧問に就任した佐藤仁氏は、東日本大震災での経験をもとに、全国の自治体・企業・教育機関に向けて、
防災・減災やリーダーシップ、地域づくりをテーマとした講演活動を展開します。
講演では、被災地の首長として14年にわたり復興の最前線に立ってきた経験から、「前例のない状況下での判断」
「命を守るための決断」など、現場で培った実践知を伝えていきます。

また、南三陸町を訪れる企業研修や教育機関の視察団体に対しても現地講話を実施。
被災地でしか感じることのできない“生の声”を通じて、防災を「自分ごと」として考える機会を提供します。
こうした活動を通じ、南三陸町を“学びの拠点”として発信し、未来の防災教育につなげていきます。

「過去を語るのではなく、未来に活かすために伝える」という信念のもと、
1000年に一度の災害を経験した首長としての使命を胸に、希望のメッセージを発信し続けます。
 

 「伝える役目」から「伝え続ける使命」へ

【メッセージ】

あの日から「必ずこの町を復興させる」、その思いを心に刻み突き進んできた。

東日本大震災以降も、日本各地で甚大な災害が発生しており、その度に思うのは「我々の経験を決して
無駄にはしたくない」という思い。風化は必ずしも悪いことではない。人は忘れることで前に進める。

だが、忘れてはいけないこともある。それをどう伝えていくか。第一線を退いてもなお、
自分には伝え続ける役目があると思っている。それが生かされた者の使命。

未来を生きる、ひとつでも多くの命を守るために。(佐藤仁)
 
 

【佐藤 仁(さとうじん)経歴】

 
生年月日:1951年12月24日

出 身 地:宮城県本吉郡志津川町(現・南三陸町)

学  歴:仙台市立仙台商業高等学校卒業(1970年)

高校時代は野球部に所属し、甲子園出場ベスト8入りを経験
   
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【政治経歴】

1992年 志津川町議会議員に初当選

2002年 志津川町長に就任

2005年 志津川町と歌津町の合併を主導し、南三陸町初代町長に就任

2009年 南三陸町長として再選

2011年 東日本大震災で町の防災対策庁舎にて津波に遭遇しながらも生還

以降、復興の陣頭指揮を執りながら再選を重ね、計5期務める

2025年 「使命は果たした」として引退を表明


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【主な講演実績(他講演実績多数)】

 
〇全国防災・減災フォーラム(東京) 

 テーマ:「二度と津波で命を失わない町づくり」

 内 容:南三陸町の高台移転、防災庁舎の保存、住民との対話の重要性




〇国際防災会議(仙台) 

 テーマ:「地域防災の国際モデルとしての南三陸」

 内 容:国連のSDGsとの連携、国際認証取得の背景




〇能登復興支援シンポジウム~能登の創造的復興に向けて~ 

 テーマ:「創造的復興と地域資源の活用」

 内 容:珠洲市長と共に登壇。復興期における持続可能なまちづくり




その他、人気の高いテーマ
 •「災害対応と組織の意思決定」(企業向けリスクマネジメント)
•「復興から創生へ」(主に自治体、自治体関連団体向け)
 •「震災から学ぶ命の尊さ」(教育機関向け)



 

【著書・共著】

タイトル:南三陸町長の3年―あの日から立ち止まることなく

著  者:佐藤仁(聞き書き:石田治)

出  版:河北新報出版センター(河北選書)
発  刊:2014年3月1日
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タイトル:首長たちの戦いに学ぶ災害緊急対応100日の知恵

編 著 者:森民雄(前長岡市長)

出  版:ぎょうせい

発  行:2025年4月
 

 南三陸311メモリアルについて

南三陸311メモリアルは、「伝える・考える・つながる」をテーマに、東日本大震災の経験と教訓を未来へ
活かすための施設として、2022年に開館しました。
館内では、被災当時の状況や復興の歩みを伝える展示、語り部による証言映像、体験的に学べるラーニング プログラムなどを通して、「いのちを守る防災」について深く考える機会を提供しています。 また、より多くの方々に学びを届けるため、佐藤特別顧問による出張講演・オンライン講演・現地講話など、 多様な形での講話活動も展開しています。学校や自治体、企業など、さまざまな場で「防災」「命を守る行動」 「地域のつながり」に ついて共に学ぶ時間をつくっています。 今後は、佐藤特別顧問の活動とも連携しながら、 南三陸から全国へ、そして世界へと「いのちを守る知恵」を発信していきます。
震災の記憶を風化させず、次の世代へとつなげる。そのために、私たちは「伝える場」「考える場」「つながる場」 として、これからも歩みを続けていきます。
 

◇佐藤特別顧問の派遣や講話、お見積りについてはこちらよりお問い合わせください◇

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【お問い合わせ先】

 
南三陸311メモリアル(運営:一般社団法人南三陸町観光協会)
担当:内木・高橋
TEL:0226-28-9215  E-mail:post@m-kankou.jp
WEBサイト:https://m311m.jp/
所在地:宮城県本吉郡南三陸町志津川字五日町200番地1