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【来館情報】企業の新人研修でご利用いただきました

2023年1月19日(木)と26日(木)、東日本旅客鉄道株式会社新宿地区のみなさまが、南三陸311メモリアルに来館されました。


東京都内で駅業務などを担当する、入社1年目社員の方々のフォロー研修としてご利用いただきました。

今回の研修では、仙台市で震災当時に被災した社員の講話や、震災後に走り出したBRTの乗車体験なども実施されたとのことで、その一環で当館の展示見学やラーニングプログラムの受講を行っていただきました。


参加されたみなさまからいただいたコメントを、一部ご紹介します。

「プログラムを受けることで、避難場所の答えは一つではなく、瞬時の判断が必要ということが学べました。また、実際に避難を経験した方々のお話を聴いて、自分の目の前で何人もの命が失われていく状況が、自分の想像を絶するお話で防災対策の必要性と命の重さを学べる施設だと感じました。」

「東日本大震災が発生した当日の内容を詳しく学べ、それを自分事として考えさせられる施設でした。『東日本大震災は想定を遥かにこえてきた』そんな実体験から自然災害に対して100%の安全、100%の避難計画は存在しないという内容が大変印象的でした。」

 「震災当時の行動と教訓を、話し合いながら現地で学習できたこと、そして日本と世界が一丸となって尊い命を守り、伝えようとしていることを思い出すことができました。南三陸311メモリアル鑑賞後に街並みを改めて見ると、再開発された町並みは驚くほど綺麗で、南三陸に住む人々の記憶と思い出が詰まった町並みが跡形もなく消え去った事を意味していると考えざるをえなかったです。」

「プログラムの「もし今〇〇が起きたらどうしますか」というフレーズが強く印象に残りました。東日本大震災では想像を超える規模の津波が起き、避難所とされている建物でさえ安全ではない状況で、「ここなら大丈夫」と決めつけず「もし更に大きい地震・津波が来たら…」と考え続けることが大切だと感じました。また当時のお話を涙ぐみながらもお話してくださる方の映像を見て、言葉に上手く表現できない苦しさを感じると共に、日本人として忘れてはいけないことだと感じました。」


参加された方の中には、東北や被災沿岸部を初めて訪れたという方も多く、初めて見聞きする被災地の話に驚くことも多いようでした。自分たちの安全や実際のお客さまの安全を守るために必要なことは多々あるかと思います。それを考え実践するために、当館をはじめ、被災地での経験や教訓を活かしていただければ幸いです。

ご来館いただき、誠にありがとうございました。