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【開催レポート】語り部企画「チリ地震津波の記憶を語る」を開催しました
1960年5月23日、日本から遠く離れた南米チリ共和国で、マグニチュード9.5を観測した地震が発生しました。翌日の5月24日、日本の三陸沿岸部には津波が到達。ここ南三陸町(当時は志津川町)にも、約5.5mの津波が到達し、41名の方が犠牲になりました
その当時の状況や教訓を語り継ぐための日として、南三陸町では5月24日が「チリ地震津波の日」に制定されています。
5月11日より、「1960新聞展~チリ地震津波の教訓から学ぶ~」を開催中の当館では、本日関連企画として、当時被災された方による語り部「チリ地震津波の記憶を語る」を開催いたしました。
今回お話いただいた仲松敏子さんは、チリ地震津波の当時高校生でした。
修学旅行のために買った革靴がボロボロになってしまったこと、東日本大震災の時とは津波の様子が全く違ったこと、避難せずに亡くなってしまった方のこと。
普段から東日本大震災の語り部を聞き、お客様に案内をしている我々スタッフでも初めて聞く話がありました。
そして、東日本大震災被災者の避難行動に対して疑問に思っていたことが紐解かれていくような、とても有意義な時間となりました。
館内にも多くのお客様にお越しいただき、仲松さんにはなんと語り部を2回聞かせていただきました。
このような過去の災害から学ぶ機会を、今後も開催していきたいと思います。
お話いただいた仲松さん、ご来館いただいた皆様、本当にありがとうございました。
<開催概要>=======================
語り部企画「チリ地震津波の記憶を語る」
<日時> 5月24日(金) 午前10時より
<場所> 南三陸311メモリアル館内 みんなの広場
<語り部> 仲松敏子さん(しづがわ民話の会 会長)
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